Hang in the US MARKET

日本の将来を悲観して、あえて米国市場で頑張っています

Facebookの決算、私が注目しているポイントは?

FANGの一角、Alphabetの決算は売上、EPSともに予想以上だったのに、決算発表後は売られました。理由は欧州の罰金はどうでもよく、広告単価(Aggregate cost-per-click)の下落(前年同期比-23%、前期比-6%)とTAC(Traffic acquisition costs=広告を載せるサイトに支払う費用)の上昇が嫌気されたと思われます。広告単価の下落はスマホからのアクセスが増えているからだと言われています。

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グロース株は成長率が低下すると株価が下がるので、ここらへんの今後の推移は要注意ですね。

 

 

さて、私が注目しているFacebookの決算が7月26日の引け後に予定されています。

なぜ、注目しているかといえば、更なる成長が期待できるからです。

広告ビジネスでは売上=ユーザー数✕ユーザーあたりの売上(ARPUの公式が成り立ち、広告媒体としての魅力は「アクティブユーザー数」で決まるようです。(シバタナオキ著「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」より引用

 

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上のグラフは2017年1Qの決算資料ですが、地域別のデイリーアクティブユーザー数は一番下の北米が一番少なくて、ヨーロッパ、その他の地域、アシア太平洋の順でユーザー数が多いです。

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ARPUは北米がダントツで高く、ヨーロッパですら北米の3分の1以下です。また、北米では2016年の1年間の伸びが素晴らしく、「何が起きたのだ?」という感じですが、これを他の地域に水平展開すれば、まだまだ売上を伸ばすことができますね。

 

私はあまり広告をクリックして見たりしませんが、友達が「いいね」することで自分のタイムラインに流れてくるFacebookの動画広告だけは、友達だと興味が似ているので、ついついクリックして見てしまいます。

 

北米の動きからアクティブユーザーの伸びはいずれ他の地域でも鈍化すると思います。伸ばせるところはARPUです。ARPUをどこまで伸ばせるかに注目です。

 

上記のFacebookに関する内容は以下の本に書いてあります。IT関連株に投資する人で決算のポイントが分からない人は、絶対この本を読むべきです。

 

FB株はIPOした時から知っていますが、AlphabetやAmazonと比較して所詮Facebookに広告乗せているだけだろうと、IPOした時の株価がもたついたイメージのままこの本を読むまで過ごして来ましたので、当然株は買ったことがなく今も持ってません。この本を読んだら無性に買いたくなりましたが、今から買ってもな〜(成長が鈍化したと思われたら叩き売られるので怖い)という感じで傍観しています。

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