なぜ米株に投資するのか?それはいつか海外からの収益が身を助けてくれると思うから・・・
今日は秋晴れのいい天気でしたね。私は奈良県と三重県の県境にある大台ケ原にハイキングに行ってきました。大台ケ原といえばこの風景、伊勢湾台風でメチャクチャにされた林の残骸です。
この木を見て思ったのは、自分が大きな混乱に巻き込まれた時に、はたしてこの木のように倒れずに立っていられるかということでした。
これは日曜日の日経の記事ですが、近年、日本国債に関する記事を読むと必ず「日本政府の破綻」という言葉を聞くようになったと思います。
GDPの2.5倍、国民一人あたりの額が約800万円まで膨らんだ国の借金、いつかは大きく自分の人生の身に降り掛かってくると思っています。
それは財政破綻した後に訪れるハイパーインフレかもしれませんし、財政破綻まで行かなくても、消費税が25%まで上がるとか、重税は免れないと思います。
国の借金が問題になるのは、国の金利負担が重くなり始めた時、つまり長期金利が上がり始めた時です。
金利は信用の裏返しです。信用があれば低金利でお金を借りられますし(土地の建物の担保がある住宅ローンなど)、信用がなければ高利でお金を借りることになります(サラ金など)。
日本財政の信頼が損なわれた時、日本社会には伊勢湾台風並の混乱が生じると思います。その時に、この木のように自分は倒れずに生き残れるか、今日はそんな事を考えていました。
自分の勤め先は、超ドメスティック企業なので、この混乱に巻き込まれて私の給与は大幅に削減されると思います。その時、助けてくれるのはコツコツ貯めているドル資産。
大前研一氏は学生時代、サラリーマンの初任給が2万円台の時に当時の値段で100万円近くするクラリネットを購入しています。どうやって、そんな大金を貯めたかというと、外国人相手にガイドをして、ドルでもらったチップを貯めて購入したようです。
1ドル=360円の時代の話ですが、日本の財政への信頼が損なわれると、円資産からドル資産へ移行させる人が増えるから、大幅な円安になるでしょう。輸入品は相当高くなりそうですね。
日本が再び貧しくなった時、少しでも今の豊かさをキープするには、海外からの収益がキーになると思います。
この向こうに見えている海は熊野灘です。いつかは来ると言われている東南海地震の予想震源域です。日本を襲う巨大地震が財政破綻の引き金を引くのでは?と個人的には思っています。