Hang in the US MARKET

日本の将来を悲観して、あえて米国市場で頑張っています

金利上昇は株価の敵、もし日本で金利が上昇すれば日本の景気は如何に・・・

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アメリカ7〜10年債ETFの日足チャートです。順調に下げてます(=金利上昇)。米10年債の金利は1.774%まで上がってます。

 

金利上昇は株価の下落要因と言われていますので、割高と言われている米株への影響が今後出てくるのか心配です。

 

日本の長期金利が1〜2%位まで上がるなんて想像もできませんが、もし仮に日本で長期金利がここまで上がればどうなるのでしょうか?

 

財政の国債費の割合が増えて、その分の各予算が減らされます。その分の増税社会保障費の一段の負担増が予想されます。

 

そうなれば、財政支出の低下とともに、個人消費も低下して日本は不景気になりますね。

 

そして、何かの拍子に日本国債の下落が始まれば、財政の信任が低下して、国外への資産逃避の増加→円安→物価高→スタグフレーションの悪循環が始まるかもしれません。

 

こうなると、いち早く円資産をドル資産に替えた人が勝ち組になりますね。

 

私が住んでいる三重県の来年度予算は、公債費の増大に伴い一般会計の各予算が前年比で45%カットする話が出ているようです。このニュースを見た時に、将来の日本財政の危機が脳裏をよぎりました。

 

県の来年度予算 政策的経費、4.5割削減 県財政〝冬の時代〟(9月26日伊勢新聞

http://www.isenp.co.jp/news/20160926/news02.htm

 

 

最初は4.5%カットかと思ってましたが、よく見ると4.5割削減。経常的経費(現行の経常的な事務事業や行政水準を維持していくための経費)ではなく政策的経費(新たな事務事業の開始による経費や一時的または臨時的に投入する経費)が大幅削減の対象なので、三重県の景気に対する大きな影響はないと思います。

 

しかし、アベノミクスと称して量的緩和に加えて大幅に財政支出も増やして景気を支えてきた日本。今後、国債費の押されて国の財政支出が減らされていけば、日本の経済はどうなるのでしょうかね?

 

 

 

 

なぜ米株に投資するのか?それはいつか海外からの収益が身を助けてくれると思うから・・・

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今日は秋晴れのいい天気でしたね。私は奈良県三重県の県境にある大台ケ原にハイキングに行ってきました。大台ケ原といえばこの風景、伊勢湾台風でメチャクチャにされた林の残骸です。

 

この木を見て思ったのは、自分が大きな混乱に巻き込まれた時に、はたしてこの木のように倒れずに立っていられるかということでした。

 

(日本国債)小林慶一郎氏・御厨貴氏が語る :日本経済新聞

これは日曜日の日経の記事ですが、近年、日本国債に関する記事を読むと必ず「日本政府の破綻」という言葉を聞くようになったと思います。

 

GDPの2.5倍、国民一人あたりの額が約800万円まで膨らんだ国の借金、いつかは大きく自分の人生の身に降り掛かってくると思っています。

 

それは財政破綻した後に訪れるハイパーインフレかもしれませんし、財政破綻まで行かなくても、消費税が25%まで上がるとか、重税は免れないと思います。

 

国の借金が問題になるのは、国の金利負担が重くなり始めた時、つまり長期金利が上がり始めた時です。

 

金利は信用の裏返しです。信用があれば低金利でお金を借りられますし(土地の建物の担保がある住宅ローンなど)、信用がなければ高利でお金を借りることになります(サラ金など)。

 

日本財政の信頼が損なわれた時、日本社会には伊勢湾台風並の混乱が生じると思います。その時に、この木のように自分は倒れずに生き残れるか、今日はそんな事を考えていました。

 

自分の勤め先は、超ドメスティック企業なので、この混乱に巻き込まれて私の給与は大幅に削減されると思います。その時、助けてくれるのはコツコツ貯めているドル資産。

 

大前研一氏は学生時代、サラリーマンの初任給が2万円台の時に当時の値段で100万円近くするクラリネットを購入しています。どうやって、そんな大金を貯めたかというと、外国人相手にガイドをして、ドルでもらったチップを貯めて購入したようです。

 

1ドル=360円の時代の話ですが、日本の財政への信頼が損なわれると、円資産からドル資産へ移行させる人が増えるから、大幅な円安になるでしょう。輸入品は相当高くなりそうですね。

 

日本が再び貧しくなった時、少しでも今の豊かさをキープするには、海外からの収益がキーになると思います。

 

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この向こうに見えている海は熊野灘です。いつかは来ると言われている東南海地震の予想震源域です。日本を襲う巨大地震財政破綻の引き金を引くのでは?と個人的には思っています。

 

 

 

 

サウジ・アラムコのIPOに向けてサウジ政府が動き出した!

OPEC減産合意、細部に宿る悪魔 :日本経済新聞

先月末のOPECの減産合意はサウジアラビアが譲歩して成立しました。

なぜ、譲歩したかといえば世界最大の石油企業と言われているサウジアラビア国営企業サウジ・アラムコのIPOが控えているからです。

[FT]サウジアラムコ初の財務諸表開示へ、IPO前に :日本経済新聞

当初は2017年か2018年にIPOすると言われていましたが、このFTの記事だと2018年のようですね。

サウジ政府は5%の株式公開で2兆ドルの収入を目論んでいるようです。この収入で次世代に向けたサウジ国内の構造改革「ビジョン2030」を行う予定ですから、失敗するわけにはいきません。これから原油価格を上げていく努力をしていくと思います。世界最大級の産油国ですから影響力はあります。

 

それにしても2兆ドルとは凄い金額ですね。時価総額世界首位のアップルで6000億ドル強ですから、たった5%を株式公開するだけで2兆ドルとは、世界最大の石油企業の凄さが伺えます。

 

サウジ以外の産油国のほとんどが、目一杯産油してますので、増産余力があるのがアメリカのシェール企業です。DUCと呼ばれる試削したたけで本格生産するための「仕上げ」前の坑井がアメリカの4大シェールオイルエリアで4000以上あると推測されていますので、原油価格が50ドル以上になれば、これらの「仕上げ」が徐々に行われて、シェールオイルの増産が始まると言われています。よって、当面の原油価格の上値は限られていると思います。

 

現在のアメリカの石油在庫は、ハリケーンの影響で減っていますが、中期的にどうなるか注目ですね。

(原油相場に関してはこちらのブログが大変参考となります)

油を売る日々

 

シェール企業による原油のヘッジ売りも今後嵩んでくると思いますので、原油価格は一旦押すのではないでしょうか。ただし、サウジを中心とした産油国の動きも気になりますので、前に比べて一段、下値も切り上がって来ると思います。個人的には45ドル位が下値かな?と思っています。

 

そうなれば長期狙いで石油株の「買い」に動きたいと考えています。今、唯一保有しているエクソンモービル株の買い増しと、広瀬さん推奨のこの3銘柄のうち、どれかを買いたいと考えています。

2年に及ぶ原油価格の下落でふるい落とされたシェール企業の中で生き残った3社を紹介!各社の今後の業績と直近1年の株価の見通しは?|世界投資へのパスポート|ザイ・オンライン

 

一番肝心なNY株式市場の地合いですが、12月の利上げを織り込んでいるのかいないのか、よく分かりません。7日の雇用統計は予想より悪かったですが、平均時給は上がってますので、物価上昇の流れは変わっていないと思います。

金曜日の雇用統計のまとめ 12月14日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの線が依然濃厚 - Market Hack

よって、12月利上げの可能性は引き続き高いと見ています。

 

NY市場が短期的なダウントレンドになったらアンダーアーマーUA)の空売りを狙ってます。

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このUAの週足チャートを見ると、昨年9月にピークを付けた後、冴えない展開が続いています。売上はまだ伸びると思いますが、いかんせんPERが高すぎです。米Yahoo FinanceによるとPEGレシオ(今後5年間の予想利益成長率がベース)も2.31倍で一般的に標準だと言われている1〜2倍を超えています。

 

今年7月以降、50日平均移動曲線へのアタック(赤矢印部分)はいずれも出来高が減っていますので、上昇の勢いは完全にありません。相場の地合いがダウントレンドになれば、株価は32ドル位まで下げるのではと思ってます。

 

空売りにチャレンジ?

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S&P500の日足チャートです。

50日平均移動曲線の横ばいが続き、短期投資家にとっては儲けが出にくい相場が続いています。中長期投資家にとっても割安感がないので、買うに買えない面白くない展開が続いてますね。

 

前回のブログで1:2の損益レシオでトレードすれば、仮に4%で切り、8%で利益確定なら、10回のトレードの勝率が5割なら、複利で約20%の利益がでることを書きました。

 

しかしこの先、最近の経済指標を見る限り、S&P500が利上げを乗り越えて新値を更新してズンズン上がっていく展開も予想しづらいと思いますので、「買い」だけで10回もトレードするのはちょっと厳しいかなと思ってました。

 

そこで、今まで「空売り」なんぞはした事はなかったのですが、チャレンジしてみることにしました。米株の個別株の空売りはCFDで行うのが手軽だと思い、さっそくIG証券に口座開設して準備を進めてます。そして空売りならこの本「オニールの空売り練習帳」を読んでます。

 

「買い」はファンダメンタルズテクニカル分析を組み合わせて判断できますが、「空売り」はテクニカル分析だけで判断することになるので「買い」より難しいです。より詳細にチャートを見ていく必要があります。

 

「オニールの空売り練習帳」に沢山載っている「売り」ポイントが示されたチャートは、まさしく「牛さん」に「熊さん」が勝つ瞬間なので、今まで「買い」ばかり意識して見ていたチャートも違う視点から見れるようになって、自分の視野が広がったと、まだ結果も出ていないのにニヤニヤしてしまっています(笑)。

 

年末までの投資戦略 損益レシオを2:1にするのが大事

 

(1)年末までの見通し

利上げ

9月上旬に発表された8月のISM製造業景況感指数や頼みの個人消費に関するISM非製造業景況感指数及び小売売上高が予想よりも悪くて、米国経済の減速懸念が生じましたが、先に発表された8月の消費者物価指数(コア)は前年同期比+2.3%で物価は上がってますね。

 

住宅関連指標のメインである8月の中古住宅販売件数も前年同月比では7ヶ月ぶりのマイナスでしたが、価格は中央値が前年同期比で+5.1%で上がってます。

 

よって、当初の予想通り12月の利上げの可能性は高いと思います。

 

大統領選

以前は、クリントン氏で間違いないだろうと思ってましたが、最近はどちらが大統領になるか、さっぱり分からなくなりました。ある経済研究所がトランプ氏の公約を検証したところ、米経済はリセッション入りするとの予測も出ているようです。トランプ氏が勝ちそうになれば、株価は下がる可能性もあります。

月曜日の大統領候補テレビ討論会に注目 過去の経験則では、相場が下がればクリントンは勝てない? - Market Hack

 

 失業率が下げ止まれば株価はピークアウト?
www.nikkei.com(有料会員限定記事になります)

9月12日の日経の記事に気になることが書かれていました。

過去の失業率と株価の関係をグラフAで見ると、失業率(3カ月移動平均)の低下傾向が止まる、つまり移動平均が横ばいになると、その後に米株価が下落している。

 今年に入って失業率の3カ月移動平均は低水準のままほぼ横ばいの動き。8月は4.9%と7月(4.8%)よりわずかに悪化した。わずかな変化であり断定はできないが、このまま失業率の横ばい・反転が続くようだと、米景気後退と株価下落に対する警戒を強める必要がある。 

 景気が後退するかどうかは分かりません。賃金が上昇すれば、米景気はまだ上がると思います。また、次の大統領はどちらがなっても財政出動が期待できます。

 

ただ、株価のバリュエーションはすでに高いですので、株価を更にぐんぐん上げるほど、米経済が成長するかは疑問です。人は一度痛い目に合うと学習して、財布の紐が固くなりますからね。

 

(2)今後の投資戦略

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S&P500の週足チャートです。

昨年の利上げ前の株価の推移を振り返ると、8月のチャイナショック後に株価が回復した後は、ボックス圏内の動きでした。

 

今年も同じような展開になれば御の字だと考えています。

 

よって、赤矢印の所のような急落局面で買って、ボックスの上限で売る投資戦略で行こうと考えています。

 

(3)損益レシオが大事

昨年のパターンで行くと、ボックス圏の幅は5%程度ですので、面白みがないと思う方もいらっしゃると思いますが、10回トレードして勝率5割、そして利益率6%、損失率3%でこなせば、複利のリターンは14.92%になります。利益率8%、損失率4%なら複利のリターンは19.8%になります(売買手数料は考慮してません)。

(参考図書「ミネルヴィニの成長株投資法」p371)

 

損益レシオを2:1にするのが肝ですね。こう考えると、難しい局面でも勝負しようかなという気になります。

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マーク・ダグラスの「ゾーン 「勝つ」相場心理学入門」とマインドフルネスの相乗効果

最近、マインドフルネス(瞑想のこと)の有効性についてよく聞くようになりました。グーグルも社員研修で取り入れているようです。この本で、マインドフルネスの効用を科学的に説いているのが私の中にスッと入り、毎朝するようになって3ヶ月が経ちました。そして、マインドフルネスはトレードにもかなり有効であると実感するようになりました。

 

マインドフルネスのやり方は単純で、座禅を組んで、呼吸に意識を向けながら頭の中を空っぽにするのですが、頭の中を空っぽにしてもすぐ雑念が湧いてきて、その雑念を打ち消し、また湧いた雑念を打ち消すということを繰り返します。

 

意味のないことの繰り返しに思えるこの行為が、頭の切り替えの良い訓練になるのですよ!

 

マーク・ダグラスの「ゾーン 「勝つ」相場心理学入門」は私が読んだ投資本の中で、読んでよかったと思った本の一つです。この本を読むと「自分で決めた規律に従って淡々とトレードする」ことの重要性が分かります。

 

トレードの判断局面において、冷静さを失ったり、主観的に自分の都合のいい方へ考えを変えてしまって、失敗してしまったことは誰もが経験したことがあると思います。

 

私も後から自分のトレードを振り返って、初心(=買った時の理由など)に戻って冷静に考えてれば、そこまで損をしなかったとか、もっと利益を確保することができたと思ったことは数知れずあります。

 

この時に浮かんだ都合のいい考えを一旦脇に置いて冷静に考える事ができるようになるのに、マインドフルネスはいい練習になると思います。

(あと理由は分かりませんが、マインドフルネスを実践するようになってから、肩が凝りづらくなって集中力も増したような気がします)

 

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広瀬さんがシェール企業を紹介!私が過去に石油関連株で失敗した事例から学んだ事。

diamond.jp

昨日、ブログでエクソンモービル関連で、原油価格の見通しに関して個人的な見解をまとめたのですが、本日、久々に広瀬さんから推奨銘柄の発表があり、何の因果か分かりませんが、シェール企業の紹介でした。これは買うしかありません(笑)。

 

過去に海洋掘削請負会社大手であるトランスオーシャン(RIG)で損したことがあります。その反省をブログに書いて、次回は同じ失敗をしないようにしたいと思います。

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過去に自己反省用に作成したもので、RIGの日足チャートに売買記録を記入しました(テクニカル分析がまったくされていない、思いつきトレードで我ながら恥ずかしいです)。

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WTI原油価格の日足チャートです。

3月〜5月にRIGをトレードして損しました。3月〜6月の原油価格の推移(水色の部分)は4月始めに一旦押し目が入りましたが、基本右肩上がりで良かったです。その割にRIGの株価は結構振れて、こちらも振り回されて慌てて売り買いするシーンもありました。

 

今回、広瀬さんは、パースリー・エナジー(PE)、ダイヤモンドバック・エナジー(FANG)、アパッチ(APA)を紹介されてます。

 

テクニカル重視で短期勝負で行くか、原油価格はいずれ需給バランスが均衡して上昇するだろうという長期投資で行くか、事前にはっきり決めて勝負したいと思います。

 

短期勝負だとチャート的にPEとAPAが良さそうですね。明日からのFOMCで利上げがなければ、ドル安→原油高の流れが起きるでしょうか?また、本日こんなニュースも出てました。イランとサウジの仲が相変わらず悪いようなので、あまり期待はしていませんが・・・

OPEC、月末会合後に臨時会議招集し価格協議の可能性 | ロイター

 

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XOMから配当出ましたが、買い増しすべきかどうか・・・

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エクソンモービルの日足チャートです。

 

7月の段階で持ち株の多くを売り、配当期待の長期保有目的でエクソンモービル(XOM)のみ残してあります。そのエクソンから16日に$0.75/1株の配当が入りました。

 

原油価格が底打ちした2月から順調に株価が伸びましたが、最近は株価が低迷して、含み益が大分減ってしまいました。チャートをみると、先週は$85.5のサポートラインも割ってしまいました。

 

ジェレミー・シーゲルの「株式投資の未来」に従うと、株価が低迷しているときこそ、配当を再投資するのがリターンを最大化するための肝ですが、原油の需給均衡点の見通しに関する最新のニュースをみる限り、再投資をためらってしまいます。

岩瀬昇のエネルギーブログ ♯235 OPEC:非OPECの石油生産量増加を予測|岩瀬昇のエネルギーブログ

岩瀬昇のエネルギーブログ ♯236 IEA:石油過剰は2017年も続く|岩瀬昇のエネルギーブログ

 

いつも参考にさせて頂いているこちらのブログでは、8月の中国の原油輸入量が前年比+23.5%でしたが原油処理量が頭打ちで、今後中国の原油輸入量に変化がでるか心配ですね。

需給見通し悪化で頭重い原油相場|油を売る日々

 

原油価格が急落することを「逆オイルショック」と呼ぶそうですが、前回の逆オイルショックは1986年に起きてます。その時は10年以上原油価格が低迷したようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF

 

岩瀬昇さんの今年6月に出版された著書「原油価格の謎を解く」にも1986年の逆オイルショックのことが書かれています。そして、原油価格に関する歴史を振り返った上で、岩瀬さんの結論は「よほどの大不調が起こらない限り、自然に需給のリバランスは起きて、いつかは需要が供給を上回る時が来る。リバランスが視野に入ると価格は上昇し始める」と結論されています。

 

油田の開発にはお金がかかります。儲からなければ開発が鈍化していつかは需給の均衡点が訪れる、という事を信じてXOMを買い増ししたいと思います。

 

ただ、買い増すタイミングは次回の決算発表まで、とりあえず待ちます。前回の決算発表では減配を心配する意見がでましたので、しばらく様子を見たいと思います。

 

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米国株 今週の振り返りと今後の見通し

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S&P500の日足チャートです。先週の金曜日(9月9日)に大幅下落してチャートが崩れました。そのままズンズン下がるのではないかと思いましたが、週明けの月曜日(9月12日)まさかの盛り返しで、ベアETFもおちおち買えない展開となりました。結局赤の点線(2177あたり)がサポートラインだったようです。

 

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iシェアーズ米国債7−10年債ETF(IEF)の週足チャートです。今週は下げ渋りましたが、水色の円で示した昨年の利上げ前の展開(9月〜12月)を見ると、12月の利上げ前にまた一段と下げそうですね(つまり、長期金利が上昇する)。

 

今後の展開ですが、今の相場のテーマは金利上昇です。1枚めのS&P500のチャート、今後更に下げた場合のサポートラインを独断と偏見で3本入れました(赤線)。12月までまだまだ日があります。一筋縄では行かないと思いますので、あせらずじっくりと見極めて買いに動きたいと思います。

 

リーマン・ショックでもびくともしなかった健全経営で有名なウェルズ・ファーゴ(WFC)が不祥事で急落しています。

ブラック企業のレッテルを貼られたウエルズファーゴ、銀行株時価総額で米国No.1の座をJPモルガンに譲る - Market Hack

こちらは、そろそろ反転しますでしょうか?

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中国が政策変更?銅鉱山大手フリーポートマクモラン株の行方

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銅鉱山大手のフリーポート・マクモラン(FCX)の日足チャートです。長期的には銅の供給不足が予想されていますので、4年以内に5倍に上がってもおかしくないと、私が勝手に予想している株です(笑)

 

7月7日のブルームバーグの記事によると2018年から銅が供給不足になることが予想されています。

Copper’s $149 Billion Mine Pipeline Stalls as Deficit Nears - Bloomberg

年々、良質な銅鉱石が取れなくなってきていて、しかも銅鉱山の開発には莫大な資金がいるので、銅鉱山の新規開発が停滞して長期的には大幅な供給不足になるだろうとのことです。

 

しかし、今はモルガン・スタンレーにダウングレードされて10ドルのレンジ下限を割ってしまってます。インドネシアの銅鉱山グラスバーグの一部の権利をインドネシア政府に売却するにあたって、その値段が双方で大きく乖離しているとのことです。

Freeport McMoRan downgraded at Morgan Stanley on copper outlook - Freeport-McMoRan Inc. (NYSE:FCX) | Seeking Alpha

 

フリーポートマクモランは負債を減らすために資産の売却を進めています。この前もメキシコ湾の石油鉱区を安値で売却しました。

アナダルコ・ペトロリウムがフリーポート・マクモランからメキシコ湾の石油・天然ガス鉱区を買収 - Market Hack

 

銅の価格は最大の需要国である中国がガキを握っています。本日のブルームバーグの記事によると中国の需要改善見込みでロンドン金属取引所(LME)の銅価格が3週間ぶりの高値を付けたようです。

NY銅:3週間ぶり高値、中国の需要改善の兆しで-LME銅も上昇 - Bloomberg

 

また、中国株で有名なカテキンさんがFacebookでこんなコメントしてました。

カテ キン - 8月中国、何らかの政策変更があった。 簡単に言えば「危機の先延ばし」 ... | Facebook

中国で元建て新規融資額が7月に比べて8月は2倍に増えていたようです。中国は供給過剰が問題で習近平主導のもと供給過剰対策(=景気抑制)に乗り出していたはずですが、方針を変えたのでしょうか?

http://www.nikkei.com/my/#!/article/DGXKZO04939810W6A710C1EA1000/

 

引き続き、銅価格とともにフリーポート・マクモランの株価がどこで反転するか注目したいと思います。しかし、この記事に書かれているとおり短期的には期待してませんので、買いはあせらずじっくりと見極めるつもりです。

(プロはこう読む)商品 銅、年末にかけ下落も :日本経済新聞

(有料会員限定記事で申し訳なです)

 

当初、私は中国経済崩壊説にビビってましたが、(少し前に出版された本ですが)この本を読んで、中国経済について正しい認識が持てるようになりました。この本を読むと、中国の景気上昇を再び加速させるためには、供給過剰問題に真剣に取り組むことだということがよく分かります。

 

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