Hang in the US MARKET

日本の将来を悲観して、あえて米国市場で頑張っています

ど田舎の町に転勤になって募ってきた自分への焦りと、見えてきた進むべき道

 

(1)はじめに

忘れもしない今年の3月18日の内示発表の日、仕事でミスをしたわけでもなく、社内不倫で問題を起こしたわけでもないのに「◯◯へ行ってくれ」と僻地にある一番小さな事業所名を異動先として告げられました。そこからバタバタと担当業務の整理と引き継ぎ、引っ越しの段取りと家の片付けをして、4月1日に太平洋に面した東京から時間的に一番遠いと言われている町に異動しました。

 

そんな都会から遠く、高齢化と人口減少の進む町で、のんびり仕事をしているといろいろ感じることがありますので、ここで書いておきたいと思います。

 

(2)時代の流れに取り残されるということ

この町は江戸時代は大阪から江戸に向かう船の寄港地として栄ていました。また、林業も盛んで海上輸送で江戸まで運ばれていたそうです。それが近代になって両方とも廃れて、漁業と発電が主要な産業となりましたが、漁業も乱獲がたたって年々漁獲量が減り続け、発電も施設の老朽化で最近は電力需要のピーク時に数日稼働するだけとなっています。地理的に工場の誘致は無理ですので、残るは観光業となります。

 

水が綺麗な海や川、山が迫って見事なリアス式海岸が形成されており、すごく景色がいいところですので、外部の人間から見ると観光業としてのポテンシャルは十分あると思います。

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↑ハイキングでこんな景色が見れる

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↑海沿いの道をサイクリング

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↑暑い夏はきれいな川に素足を浸しながら読書

 

今アウトドアブームで関東や関西周辺の山は凄いことになっていると思いますが、ここは人も少なく、静かな自然を満喫することができます。

関西からだと高速で半日で来れるので、もうちょっと人が来てもいいような気がしますが、なんせ洒落た飲食店や宿泊施設がほとんどないので、ここまで人は来ませんね。

 

私も山登りが趣味で北アルプスをはじめ、3,000M級の山にはほとんど登りましたが、最近はどこも人が多くてうんざりしていました。しかし、ここはなにより人が少なくてアウトドアを楽しむには最高の場所だと思います。内装が今風にリノベーションされた民宿があれば、もっと都会から人が来てくれると思うのですが・・・

 

昔の海水浴や釣りが盛んだったころに出来た民宿は沢山ありますが、一部を除いてどこもお客さんは少ないです。海に面した景色がいい所にある民宿もチラホラあり、もっと内装を今風にリノベーションして楽天トラベルとかに載せれば、お客は沢山くると思うのですが、たいていそういう所はお爺さんあ婆さんがやっていますので、今更借金して改装する気力も知恵もありません。

 

今は生活金融公庫とかから超低金利で融資を受けられるので、やる気があればチャンスはあると思うのですが、そんな動きはほとんど見られません。今はアベノミクスで国から高速道路建設や各種補助金などのお金が流れて来てますので、町に悲壮感はありませんが、国の財政難が本格化したらどうなるか想像すると怖いです。

 

こんな街で仕事していると日本の将来がリアルに実感できて、とても焦ります。特に自分の仕事においても仕事量は減ったし(当然残業代もほとんどなし)、難しい仕事も発生しませんので、当然自分の成長も止まり、余計焦りが募ります。

 

投資のためにフィンテックなどの成長分野について調べていると、いやでも今の自分の仕事と比べてしまいますので、ますます自分の仕事の将来性に不安が募ります。

 

(3)そんな自分が今後生きていく道

この夏にキャッシュフローゲームを初めてしました。有名な本「金持ち父さん」を理解するためにボードゲームにしたものですが、サラリーマンが不動産やビジネスを買ってラットレースから抜け出し、資本家として生きていくことを体感できるゲームです。

 

このゲームをやると普通のサラリーマンが資本家となる道は、まず株で資金を作って、その資金で不動産を買って、不動産でまとまった売却益が出たらビジネスを買うのが資本家になるのが王道だと分かります。

 

もう一つこのゲームで実感するのは、生活費が安いということは大きなメリットだということです。「生活費」<「投資先からのキャッシュフロー」になれば、このゲームではラットレースから抜け出たことになるのですが、大きなキャッシュフローが入る大きな不動産やビジネスは買値が高くてなかなか買えません。しかし、例えばワンルームマンションの一室のような小さいものならサラリーマンでも買えます。このように生活費を押さえながらコツコツ投資していけば、いずれ投資収益だけで生活できるようになることがゲームで実感できます。

 

田舎で生活するとほんとお金を使いません。家賃は安いし、食費も地元で採れる旬の野菜や魚は安く手に入ります。また、車通勤が当たり前ですので、仕事帰りに飲むことがほとんどありません。休みの日はハイキングやサイクリングなど自然を満喫して過ごしてますので、道具代以外の費用はかかりません。焼肉も屋外でバーベキューをすれば、イオンのタスマニアビーフで十分満足できます。自然の中で食べるとなんでも美味しく感じられます。また、Amazonでレアな投資本なんかも簡単に手に入れることができるので、買い物もあまり不便を感じません。不便に感じるのはセミナーとかオフ会や絵画などの展覧会に気軽に行けないことだけです。

 

この先も給与が伸びる会社に務めている人なら、どんどん頑張って給与を伸ばして生活レベルを上げていけばいいと思いますが、地方のありきたりな会社に勤めていて、この先の給与の伸びが期待出来ない人が取るべき手段はまず生活費をできるだけ下げて資金を作り、成長企業に投資をして、給与+αを得ることです。

 

(4)まとめ

というわけで、ありきたりの結論になりましたが、投資のスキルが自分の人生において重要だということが改めて実感しておりますので、今年度に入ってから減った仕事量を補うために精力的に投資本や銘柄研究をしてブログにまとめています。

 

投資について勉強していると、いろいろ小難しく考えてしまいますが、個人投資家で有名な人の話を聞いていると、みんな割安株を買って、それが値上がりするのをじっと待つというスタンスの人が多いと思います。

 

もちろんその会社の業績が伸びてなければ株価も値上がりしないわけでそこの見極めが重要なのですが、株価が暴落するまで何年も待って、相場に悲壮感が漂っている時に今後も着実に伸びて行くと思われるVISAやAmazonなんかを買えば、いつかは上がるわけでそんなに難しく考える必要はないかなと思っています。

 

S &P500のチャートを見ていると1年に1回は大きな調整局面が来てますので、毎月貯めたキャッシュを証券会社の口座に移して準備をしていますが、今年も来ますでしょうか?(笑)