私が注目している賃金上昇恩恵銘柄(LGIH)と大統領選恩恵銘柄(USCR)
10月の米雇用統計では、賃金の大幅上昇(前年比+2.8%)が目につきました。
賃金は順調に上昇しています。
(米10月雇用統計、12月利上げのゴーサイン送る | My Big Apple NY | My Big Apple NYより引用)
11月4日の米株相場は9日連続の下落でした。その中で目立った上昇を見せたのが、若い年代向け住宅会社のLGIホーム(LGIH)です。
(LGIホームの日足チャート)
これは9月の住宅契約数が前年同月比で+19.8%、第3四半期では前年同期比で+23%と発表したためです。
LGI Homes reports September and Q3 home closings - LGI Homes, Inc. (NASDAQ:LGIH) | Seeking Alpha
LGIホームは以前、広瀬さんが紹介してた会社です。
はじめてマイホームを買うミレニアル世代に焦点を当てたLGIホームは、ヒラリー・クリントンが大統領になったら恩恵をこうむる - Market Hack
最近の住宅価格は前年比で約5%の上昇を見せてます。そうなると庶民は低価格の住宅に目が向きますよね。賃金も順調に伸びているし、来年も期待できそうです。
LGIホームの紹介ムービーです。
若い世代向けの低価格住宅とはいえ、日本人から見るとどれも立派ですね。こんな大きなガレージのある家に憧れますが、田舎に住んでいる私でも、こんな家はなかなか手が届きません。
昨晩はUSコンクリート(USCR)も7%以上、上昇しています。昨晩寄り付き前に2016年3Qの決算発表を行いましたが、見事に売上、EPSともに予想を下回ってます。それなのになぜ上昇したのでしょうか?
US Concrete misses by $0.12, misses on revenue - US Concrete Inc. (NASDAQ:USCR) | Seeking Alpha
(USコンクリート日足チャート)
earnings callの内容を見ると、米国の建設需要は好調で来年も期待できるようです。
しかも、ヒラリーさんはグローバル企業の海外においてある内部保留を低い税金で国内に還流させ、その税収をインフラ投資に回す、と言っていますので、今後も期待できます。トランプ氏もインフラ投資を公約してますので、どちらが大統領になっても期待がもてます。
どちらも今すぐ買いたくなりますが、まだ買いません。
今回ここで取り上げた両銘柄は、ファンダメンタルズ的に以前から注目されていて(住宅価格と賃金の上昇は以前からの傾向で、両大統領候補の公約も前から言われていた)、株価は8〜9月まで上昇していましたが、そこから一昨日まで下げていました。
ある意味、両者の株は先導株グループに入っていて、相場全体の下落を見越して早めに売られてきたと私は考えています。それが、昨日のニュースで見直し買いが入った形ですが、大統領選がボトムと読むか、12月の利上げがボトムと読むか・・・
私は後者だと思っています。