Hang in the US MARKET

日本の将来を悲観して、あえて米国市場で頑張っています

ターンアラウンド中のBlackBerry Q2の決算前に注目しておくべきポイント

(1)はじめに

元祖スマホ製造会社から、得意のセキュリティ分野を活かしたソフトウェアに特化し、SaaS企業になりつつあるBlackBerry(以下BB)の業務転換が終盤を迎えつつあります。

 

そのQ2決算が9月28日寄付き前に発表されますので、決算前に注目すべきポイントをまとめておきます。

 

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↑月足チャート

6年に渡る長期低迷から株価は上昇トレンドになるのでしょうか?

 

(2)これまでの流れ

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↑このような感じでいままで順調に売上が下がってきていました。それはレガシービジネスのスマホ関連(緑の部分)の売上を減らしてきたからです。そしてSoftware and Services(青の部分)に特化して、順調に売上を伸ばしていました。(ちなみに、BBのSoftware and Servicesの技術力は評価が高いです)

 

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↑Softwareの販売比率が高まるのに伴い、粗利益率が凄く上昇しています。

 

 

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↑しかし前回のQ1FY19決算で、その期待されていたSoftware and Servicesの中で主力のEnterprise software の売上(青の棒グラフ)が激減しました。これはFY19年になってから会計方法をASC605から606に変更した関係で、Softwareの永久ライセンス契約に関する売上の計上方法が変わったためとの説明でした。

 

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↑週足チャートです。BBの復活の兆しを受けて株価が上がってきた矢先に、Q1決算で冷水を浴びせられ(青の矢印部分)、再び株価は$10前後で低迷しています。

 

(3)Q2決算での注目点

①コンセンサス予想

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https://seekingalpha.com/article/4206672-blackberry-now-never より引用

アナリスト予想(黄色部分)ではQ2が売上のボトムとなっています。

 

ちなみにyahoo financeのアナリスト予想は以下のとおりです。

売上予想の平均 $209.38M($178.7M〜$219M) 

EPS予想の平均 $0.01($-0.02〜$0.03)

 

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↑yahoo financeより引用

4連続で予想を上回るEPSを出してきているので、今回の決算も期待したいところです。

 

②Software の売上

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↑ソフトウェアのセグメントごとの売上の推移(再掲)

まず、前回の決算発表で株価下落の原因となったEnterprise softwareはQ1に比べてどれだけ伸びているか注目です。

 

またその他のセグメントがきちんと伸びてきていることが重要になってきます。特に黒のセグメントは話題のコネクテッドカーのセキュリティ分野が含まれていますので、ここにも注目です。

 

③新製品の評判

9月12日にIoTデバイス向けセキュリティプラットフォーム「Spark」をリリースしました。

ブラックベリー、IoTデバイス向けセキュリティプラットフォーム「Spark」をリリース【mobilesyrup】


ブラックベリーはあらゆるものがネット接続された仕事場の管理やIoTデバイスの安全性確保のための法人向け製品「Spark」をリリース。同社が「EoT(Enterprise of things)プラットフォーム」と呼ぶSparkは、自動運転車から産業機器、スマートスピーカーまで様々なIoT製品向けにミリタリーグレードのセキュリティを提供するという。

 ブラックベリーCEO「自動運転車はハッキングされれば最悪の武器になり得る」 ほか(WirelessWire News) - goo ニュースより引用

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↑それを先取りする形で前日に株価が大きく伸びていました(矢印部分)

 

かなり期待できそうな新製品ですね。その引き合い状況についてカンファレンスコールで質問が出ると思われますので、その回答内容に注目です。

 

④FBとの訴訟争いについて

今年3月にBBはFBを特許侵害で訴えました。そしてその3ヶ月後にFBから逆に特許侵害で訴えられて、訴訟合戦になっています。

gigazine.net

jp.techcrunch.com

BBは今までクアルコムノキアを訴えて来ています。セキュリティが評判のスマホを、iPhoneが出る前から作っていた企業だけあって、知財はいろいろ持っており、何かと特許侵害で訴えを起こしている企業のようです。

クアルコム、BlackBerryに8億ドルのロイヤリティ返金へ - CNET Japan

BlackBerryがノキアを提訴--11件の特許侵害を主張 - CNET Japan

 

FBに負けることはないと思いますが、万が一負けるとなると株価が大きく下がることは避けられないと思います。ただ、キャッシュリッチな会社なので倒産することはないでしょう。カンファレンスコールで質問が出ると思いますので、その回答に注目したいと思います。

 

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↑BB社の現金及び現金同等物(棒グラフ)の推移。$2.25Bほど持っています。

 

(4)まとめ

BBはGartnerでもセキュリティ分野で4つの部門で高く評価されており、技術力は問題ありません。ライバルが多いですが、BBの売上の準主力であるIoTやコネクテッドカー分野はこれから伸びる分野ですので、この先の売上成長率に期待が持てます。

 

SaaS企業として見た場合、PSRが6.6倍(2018年9月24日時点)で10倍以上が当たり前(私がウォッチしているSaaS企業だと中央値は14倍位)のSaaS企業にしては、かなり割安ですので、株価の上振れ余力は十分あります。

 

9月28日のQ2決算発表でターンアラウンドが確認できれば、株価的には非常に面白い注目すべき銘柄だと思います。

 

今回も素人である私個人が調べた内容になりますので、間違いがないように気をつけてはいますが、内容は絶対ではありません。投資は自己責任でお願いします。

※BB社はカナダ企業ですが、業績の数字はすべて米ドルで表記しています。

 

www.americabu.com

アメリカ部さんのBBに関するHPです。

 

 

usmarket.hatenablog.com

↑私はQ1決算後に書いたブログになります。

 

↑私はこの本で英語の決算書を読むスキルを勉強しました。オススメです。 

金融セクターで面白そうな企業 デリバティブ市場最大手のCMEグループ

 (1)はじめに

長期金利が上がってきましたので、ここでちょっと金融セクターに目を向けて見たいと思います。先週は銀行株が大きく上がりましたが、今後想定されるいろいろな展開に対応できるのは、デリバティブ市場の最大手CMEグループ(以下CME)ではないかと思い調べてみました。

 

www.americabu.com

↑CMEがどんな企業か分からない方はアメリカ部さんのサイトを参照して下さい。

 

(2)最近の状況(Q2'18の決算資料より)

Q2 2018の決算内容

売上     $1,060M(YoY+15%)

営業利益   $667M(YoY+10%)

Adjusted EPS $1.74(YoY+41%)

※SeekingALPHAだと売上、EPSともにコンセンサス予想を上回っていましたが、決算後は売られました。調べて見ましたが、理由は分かりません。取扱高がQoQで下がったからかもしれません。

 

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↑今年はオプションや先物取引の取引数が大きく伸びています。

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↑最新の売上比率。

右上から

原油天然ガスなどのエネルギーの先物やオプション(18%)

・大豆などの農作物の先物やオプション(13%)

・金属の先物やオプション(6%)

・マーケットデータ等の情報の売上(11%)

・その他(5%)

・FX(5%)

株価指数などの先物やオプション(15%)

・ユーロドル金利先物など金利商品の先物やオプション(27%)

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↑1取引ごとの平均レートは下の方の金属や農産物、エネルギーが高いですので、これらの分野でボラリティ−が高まって取引が盛況になると、売上に大きく貢献します。

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↑ADVはaverage daily volumeの略で一日あたりの取扱高の前年比の成長率ですが、真ん中のエネルギー以外はすべての分野で2桁成長しています。右はオプションの成長率です。電子取引での取扱高の内、オプションが67%を占めているようです。

 

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↑見にくくて申し訳ありませんが、電子取引は右からU.S.時間、アジア時間、ヨーロッパ時間でほぼ24時間開いているのですが、一番取引高が多いのは断トツでU.S.時間帯になります。各時間帯で今年は大きく伸びてますが、特にヨーロッパ(+34%)とアジア(+45%)時間帯で大きく伸びています。

 

カンファレンスコールによると、顧客別の前年比成長率は以下のとおりです。

asset managers +42%

commercials      +35%

banks                +23%

retail                  +23%

ボルガールールの影響からか、銀行 の取引が弱いです。

 

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↑左上からS&P500、ユーロドル、FX、債券のボラリティ−の推移。今年に入ってから動きが出てきてますね。

 

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↑左上のエネルギー分野で赤線の天然ガスと、下の農産物の大豆とコーンのボラリティが高いです。これは米中貿易戦争の影響ですね。

 

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金融先物取引業協会 会報(平成30年4月 No.116)より引用)

金融先物取引業協会が出している会報(平成30年4月号)に世界の先物・オプション出来高の推移が出ていました。これを見ると15年からほぼ出来高が横ばいです。

 

それに比べると、今年はCMEのADV(1日あたりの平均出来高)が急増していますので、2月のVIX指数の急上昇絡みの株式市場暴落から始まり、ドランプさんが仕掛ける中国たたき、そして米景気好調による米金利上昇と、なにかとデリバティブが活況となる局面が多いということですね。

 

今後、もし米長期金利の上昇が続けば、債券、為替、米株が更に動き、米中貿易戦争が小康状態になれば、今まで下がっていた銅などの金属がまた上がりだすかもしれません。CMEの取引ボリュームも引き続き増えそうです。

 

http://www.ffaj.or.jp/userfiles/file/pdf/kaihou/h30/ffaj-kaihou116-i.pdf

↑今回引用した金融先物取引業協会の会報です。とても参考になりました。これを見て参考になったことは、デリバティブの市場は世界に沢山あるなということです。その中でCMEグループが出来高で世界No1です(グループ全体を総合した場合)。

 

市場というプラットフォームビジネスとしては規模が大きいことが大きなメリットですので、今後も新しい金融商品の開発などで有利に展開することができると思います。

 

p13からCMEグループについての解説が詳しく載っていますので、興味のある方はぜひ見て下さい。

 

 

http://files.shareholder.com/downloads/CME/6381498145x0x982889/D4A81E9B-6195-44A5-B5A0-D09BF0017C74/CME_Group_2Q18_Earnings_Appendix_Slides.pdf

↑今回引用したCMEの2Q18決算のプレゼン資料です。

 

http://investor.cmegroup.com/investor-relations/index.cfm?utm_source=about_flyout&utm_medium=investor_relations&utm_campaign=flyout

↑CMEのIRのページ

 

(3)業績の推移

CMEの業績は一言でいうと文句がないです。

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↑年ごとの売上高(青)、営業利益(緑)、純利益(黄色)の推移です。市場を運営するというプラットフォーム企業の特徴を体現しており、めちゃくちゃ各利益率が高いですね。2017年は税制改革の恩恵で12月に繰り延べていた税金を戻したために純利益が大きく伸びて、売上高を超えているという凄まじい状況になってます。その流れでTTMでも純利益が売上高を超えています。

 

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↑2014年3月期からの四半期ごとの売上高の推移です。今年に入ってから2期連続で大きく伸びてますね。しかし、昨年までの推移を見ると、基本的に大きく売上が伸びる分野ではないということが言えると思います。よって、成長するには他社を買収するか、地道に新たな金融商品を発売してコツコツと売上を伸ばすとか、そんな感じになると思います。よって、一般的にこの銘柄は配当銘柄と認識されています。

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↑配当額は、ほぼ右肩上がりで推移しています。yahoo financeとかで見ると配当利回りが低いですが、この企業の特徴は年末に特別配当を出すことです(緑部分)。これが大きいです。2017年は一株あたり$3.5も出してました。今年も同水準で出れば、最低でも約3.5%位の配当利回りになる計算です(今の調子が続けば、今年はもっと増額になりそうですね)。

 

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 ↑営業CF(青)とフリーCF(緑)。単位は$Millionsになります。

営業CFのほとんどがフリーCFですので、配当支払い能力は十分あります。

 

今年3月に通貨や米国債を取引する市場を運営する英NEX社を買収することを発表しました。NEXの株主からの承認は得られ、現在はU.S.、EU、英国当局の承認待ちの状態のようです。

 

(4)まとめ

今まで売上成長率が40%とかある小型グロース株を調べてきましたが、久々に大型株を調べてみました。過去3年間の売上成長率が5%、EBITDA成長率が9.9%と1桁成長の企業でFoward PERが約25倍(2018年9月22日現在)とそれなりの株価が付いています。

 

ただ、プラットフォーム企業としてみると、営業利益率が64%、フリーCFマージンが59%で利益率は文句がありませんし、デリバティブ市場でNo.1と優位な地位を築いています。リーマンショックなどの破壊的な金融危機が起きない限り、今後も安定した成長が見込めると思います。

 

私の師匠もオプション取引も取り入れてリスク管理をしていますし、グロービスの森生明氏が書いた「バリュエーションの教科書」でも、経営者に対してオプションを用いたリスク管理について説いています。

CMEグループのHPを見るとリスク管理としてデリバティブの活用も謳っており、今後その面での需要の増加も期待できそうです。

 

何よりも今後、もし米長期金利の上昇が続けば、米国債やドルが更に動きます。米中貿易戦争の行方も、最近は影響が少ないのでは?という味方が出てきて、ダウが新高値を更新しました。ダウだけでなくコモディティ価格も盛り返してきてますので、CMEは短期的にも期待できるのではと思っています(実際に8月の取扱高はYoYで+18%と良かったです)。

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↑銅価格の推移(NY市場 日足チャート)

 

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↑CMEの日足チャート

一つ上のレンジ抜けて来ています。

でも、ここまで書いてきてなんですが、今年の出来事を思い浮かべながらチャートを眺めてみると、もし長期金利が上がらずに相場が平和になったら$160位まで落ちてきそうな気がしてきました(笑)最近の値動きを見てると、銀行株に比べて動きが弱いですので、みんなCMEに対して割高感を感じているように思います。

 

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↑CMEの週足チャート

 

 ↑日経新聞を読んでると、ディスカウントキャッシュフロー(DCF)の観点から、金利が上昇すると株価の評価が割高になって売られるとの解説が目立つようになってきました。DCFは企業価値を測る手法の一つですが、勉強したい方は森生さんの本がオススメです。

 

 

 

 

 

 

 

この10年間の自分の投資に対する取り組み方の変化について

 (1)はじめに

9月15日でリーマンショックから10年経つようです。10年前は33歳で転職活動をしており、一旦仕事を辞めて1日中、英語を勉強しながら海外と繋がりのある企業を目指して転職活動をしていました。でも、リーマンショックのおかげで最終的には地方のドメスティックな会社に就職することになりました。

 

せっかく勉強した英語はまったく使うことはなく、地方のヌルい雰囲気の中楽しく仕事をしてきましたが、将来への不安が常に心の底にあります。

 

なので、ただでさえ安月給なのにこの先、更に収入が減らされるというリスクを補うために、今は米株投資に懸命に取り組んでる次第です。

 

(2)この10年での変化

株好きだった祖父の勧めで、社会人になった24歳から株はやってましたが、自分で決算資料とか読んで企業分析とかすることなく、雑誌が勧める銘柄なんかを思いつきで買って、損を出しながらもトータルでお小遣い程度の儲けを得ていた様な状態でした。

 

リーマンショック前には当時持て囃されていた炭素繊維関連で東レの株をそれなりに持ってました。それがリーマンショックであれよあれよと言う間に株価が下がって、一番の大底で投げるという典型的な失態をやらかして、約100万円の損失を出してしまいました。

 

その後は株をやる気が起きず、しばらく投資から離れてましたが、日本の将来に不安は感じていましたので、ドル円が80円台の時に、ちょこちょこ米国株口座でドルを買い始めていました。

 

ある程度ドルが溜まったところで、海外ETFを買ったりしてましたが、積み立てるとか大した戦略を持たずに思いつきで売買していたので、大した成果は上がりませんでした。

 

(3)米国株有料サロンへの入会

転機が訪れたのは、広瀬さんの有料サロンの会員になってからです。ここでオニールの存在とか知って、パンローリングの3000円以上する本を買うようになり、本格的に投資方法を勉強するようになりました。広瀬さんの勧めでGEとかMCDを買って、年間成績で初めて100万円を超えたのもこの時です。

 

儲かると投資が面白くなって、ますます投資の勉強するようになりました。こまめに記録を付けるようにもなり、投資につぎ込む金額も大きくなってきました。

 

(4)サロンを卒業し、新たな出会い

1年ちょっと広瀬さんのサロンに在籍することで、米国株投資の取り組み方が分かってきたので、卒業して自分なりに企業を調べて買うようになりました。このブログを始めたのもそのころです。

 

 

次に素人投資家が集まる勉強会に参加するようになりました。初めて参加する時はとても緊張しましたね。その初めての勉強会の1週間前に、私がSQについて書いたブログを偶然にもその勉強会で講師を務める大物投資家さんが読んでくれて、いいね!を押してくれました。それがきっかけで勉強会後の懇親会でお話させて頂き、今でもお付き合いさせて頂くようになって、その後の投資方法が大きく変わることとなりました。

 

(5)参考とする投資情報が変わった

それまでは日本語で読めるサイトやブログを参考に米国株を買ってました。それがSeekingアルファやGurufocusなど英語のサイトを参考にするようになり、なりよりも企業が発表する1次情報をよくチェックするようになりました。

 

勉強会で大物素人投資家さん達の話を聞いていると、最終的には企業分析が大事だという考えにたどり着きました。今の投資スタイルは師匠が教えてくれてた銘柄を主に調べてブログにまとめています。

 

ブログにまとめていると、いろいろ疑問点が出てきますので、最終的にはカンファレンスコールを書き起こした10ページ以上の英語を読む羽目になり、学生の時では考えられないくらい英語を読んでいる毎日です。

 

企業分析をする習慣ができると小型グロース株にもある程度自信を持って投資することができ、広瀬さんのサロンにいた頃よりもリターンが大きくなってきました。

 

米国株に関する日本語のブログは、主観や憶測で書かれたものや、中には古い情報に基づいて書かれていたりして間違っている事に気付くことがあります(当然英語のサイトでも間違っていることはあると思います)。

 

やはり自分が投資判断をする上で重要な情報は、自分で調べて裏を取ることが大事だと思います。

 

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Amazonのセグメントごとの売上成長率の推移です。本業のOnline store(青線)の売上成長率は10%台で大したことはありません。それ以外の利幅が高いAWSなどのセグメントの成長率が高いから、Amazonの純利益成長率が高くて、PER150倍という高倍率にもかかわらず株価は伸びている訳です。

 

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↑各セグメントの売上比率

 

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AmazonのEPS成長率(YoY) Jun18は2Q 2018のこと

また純利益の増加には減税の効果もあります。来年以降は減税効果が純利益成長率に影響を与えなくなくなります。

 

クラウドの時代はこれからだと思いますので、AWSもまだまだ伸びると思いますが、この各セグメントの高成長率をいつまで維持できるのか?という不安もあります。

 

成長株投資ではPERの高さを無視するのがセオリーですが、成長期待で買われている銘柄は成長率が落ちると売られます。

 

私はAmazonに期待しており、ポートフォリオの15%をAmazonが占めていますが、今から買い増してもそんなに追加のリターンは得られないと思っています。

 

こうやって、いろいろ調べたりグラフを作ったりして、その企業の将来や株価の行方をあれこれ考えるのは楽しいですね!

 

 

↑この本を用いて簡単な英文を作るトレーニンをしたおかげで、英語の回路が頭の中にでき、その後の英語の集中学習が続けることができました。そう思うと、今ある自分はすべてはここから始まったのかもしれませんね。

 

 ↑今この本読んでいます。なかなか骨太の硬派な内容ですが、今まで企業価値の本を読んできたなかで、よく理解できなかった部分がこの本を読んで繋がったりして、大変参考になってます。

成毛さんのAmazonに関する本でCCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の話が出てきますが、この本ではCCCに関することがメインで書かれています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニッチな分野に集中戦略を取る医療器具メーカーLeMaitre VASCULAR社(LMAT) (その2)

 

usmarket.hatenablog.com

その1からの続きになります。

 

(3)業績の推移

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↑2013年より右肩上がりの成長が続いています。

 

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↑2013年から売上成長率(YoY)は二桁台をキープしていましたが、今年に入ってから急落しています(TTMの部分)。

 

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↑四半期ごとの売上成長率(YoY)ですが、だんだん右肩下がりになっています。

 

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↑売上成長率が下がるに連れて、営業利益成長率(YoY)も下がってきています。

 

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↑営業利益成長率とは逆にEPS成長率はJun2018で凄く上がっていました。アメリカで血管外科とは関係ないプロダクトラインの一部を売却したことで純利益が嵩上げされたためです。

 

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↑年ごとの希薄化後EPSの推移です。順調に伸びてますが、最近の伸びは減税と売却の影響によるところが大きいと思います。

 

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↑年ごとのグロスマージンの推移です。2016年から70%台をキープしています。

 

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↑年ごとの営業キャッシュフロー(青)とフリーキャッシュフロー(緑)の推移です。営業キャッシュフローは売上成長率低下に伴い、TTMでは伸び悩みが見られますが、フリーキャッシュフローは順調に伸びてます。

 

最近伸び悩みをみせているLMAT社ですが、今何が起きているのでしょうか?

 

(4)2期連続で失望決算をマーク中

2018年4月26日に発表された1Qでは売上☓、EPS☓、ガイダンス☓の3調子揃った決算(?)を出して株価が20%下がりました。

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↑日足チャート

 

血管外科とは関係ない2〜3の手術用プロダクトラインの売却中で、それに関連するコストが発生したり売上が減ったりしたため、業績を予想するのが難しく、かつガイダンスが引き下げられたりする不安定な時期にいるためです。

 

また、2Qではドル高を理由に2018通年のガイダンスを1Qよりも、若干ながら更に引き下げたため失望を買ってました。

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それでもチャートを見ると株価の下値が徐々に切り上がってきてますので、この銘柄の期待の大きさが伺えますね。

 

(5)まとめ

Johnson&JohnsonやMedtronicなどの大手との競合を避けて、血管外科におけるニッチな分野(主に年間売上$150M以下)の製品に絞る成長戦略を描くLMAT社。

 

そのニッチな分野でのドミナント戦略は販売単価の上昇というメリットを生んでいます。

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そしてこの会社はキャッシュを順調に伸ばしており、チャンスが有ればいつでも他社を買収する用意があります。

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LMAT社が狙う市場規模は$1Bと言われる中で、年間売上はまだ$100M程度。値上げと買収余力、セールスの増員、各国での承認取得状況を考えると、まだまだ十分な成長が期待できます。

 

気になるのは売上成長率が1桁台なのにPERが35倍もあること。これが10倍台なら間違いなくバフェットが買う銘柄だと思うのですが、残念ながらそこまで下がらないでしょうね。この先、もし相場が大きく調整し始めたら、タイミングを見計らって買いたい長期保有銘柄候補です。

 

↓今回用いたLMAT社のプレゼン資料です

http://lemaitre.gcs-web.com/static-files/b1465d56-42a2-4f04-b796-5abfdfe9de16

 

数字は間違いがないように気をつけてはいますが、絶対ではありません。本ブログは投資を単なる趣味とする素人が書いたもので、内容は保証できません。投資は自己責任でお願いします。

  

↓大型株から小型グロース投資へステップアップしたい人は、まずこの本を読むべし。ルールを決めて損切りをしっかりすれば、ボラリティが高い小型株でも大やけどをすることはありません。

 

↓こちらの方が成長株投資のエッセンスが詰まってて、しかも読みやすいかも。今までレンジ相場を形成していた成長株が好決算を出すとしばらく上昇トレンドになるので、この本に従って売買すれば上手くはず。

 

 

 

 

 

 

ニッチな分野に集中戦略を取る医療器具メーカーLeMaitre VASCULAR社(LMAT) (その1)

1.はじめに

またまた私の師匠より面白そうな銘柄を教えてもらいましたので、調べてみました。ニッチな分野に特化してドミナント戦略をとっていて、業績を見ると売上はもとより順調に営業マージンも伸ばしており、長期投資向けの銘柄です。

 

先に結論を言いますと、それだけに期待が高く2018年8月27日時点でPERが33倍あり、成長率の割には割高かなという気がしますので、直ちに買う必要はないかなと思っています。

 

ただ、不況に強い医療器具系銘柄になりますので、来年以降の米国株相場を考えるとWatch銘柄に登録しておいて、何かのきっかけで下がったらすかさず買いたい銘柄だと思います。特にここ2連続で決算をしくじっていますので、株価はやや軟調な推移です。

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↑日足チャート

 

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↑週足チャート

 

今回は長くなりますので、2回に分けて紹介したいと思います。

 

2.LeMaitre VASCULAR社とは

LeMaitre VASCULAR社(以下LMAT)は血管外科分野の製品に特化しつつある医療器具メーカーです。

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↑現在、78%が血管外科関連の製品になります。そして、血管外科以外の製品は売却していって、血管外科関連の製造メーカーを買収する経営改革を行っています。

 

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↑汚いメモで申し訳ありませんが、血管外科分野の製品で緑色のものはマーケットシェアで1〜2位の位置を占めています(世界市場なのかアメリカ市場だけなのかは不明です)。

 

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↑これらの製品の売上が8割近くを占めているようです。左がDisposable(使い捨て)商品、右が血管に移植するパッチなどのBiologics(生物的)製品になります(こちらの方が利幅が高いと思われます)。

 

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↑そして、利幅の高い生物的製品(青色部分)の比率を高める方針をとっています。

 

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↑もう一つの特徴は、セールス要員を増やして直販体制を拡大していることです。

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↑セールス要員の配置状況です。アメリカと西ヨーロッパが中心で、アジアでは日本と中国に配置しています。中国も代理店販売から直販体制に順次切り替えています。

 

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↑商品の各国における当局の承認状況です。一番下にその割合が出ています。USで95%、日本では54%、中国では27%という状況です。日本と中国では順次承認手続きをとってますので、これから少しずつ拡大してくと思います。

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↑ブラジルや南アフリカなど新興国での承認状況です。韓国で5つの製品が承認申請されていますね。世界各国で承認が取れてるのが凄いです。

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アメリカ、カナダ、ブラジルでの売上が60%を占めています。ちなみに今一番伸びている地域はヨーロッパです。

 

以上をまとめるとLMAT社の魅力は以下の3点になり、これからも順調な成長が見込めると思います。

  • ニッチ分野に特化した商品構成へシフトして、ドミナント戦略をとっている
  • セールス要員を各国に順次増やしており、直販体制を築きつつある
  • 取り扱う商品は世界各国で保健当局から承認が取れており、これからも承認商品が増えていく

 

(その2に続く)

usmarket.hatenablog.com

 

 

 

NVIDIAを今からNISAで買うのはあり?

 (1)はじめに

NVIDIA(以下NVDA)も決算しくじりました。最近、ハイテク銘柄の天井がささやかれるようになりましたが、個人的にはITの発達で世の中が変わりつつあると感じていますので、ハイテク銘柄が長期的に見ても魅力的であるという思いは変わりません。

 

皆さんもご存知の通りNVDAはビデオゲームをする際に重要なグラフィックボートで使われる半導体の分野で非常に競争力のある商品を作っており、また次世代の技術であるAIや自動運転の分野でもトップの位置を占めています。ビデオゲームの分野もEスポーツという言葉を聞くようになったように、現在非常に盛り上がりを見せている分野です。

 

今まで急成長をしてきたNVDAの成長率が、この度のガイダンスによると3Qで鈍化することになりました。原因は今まで盛り上がりを見せていた仮想通貨のマイニング分野での売上が急減したからです。

 

成長率が鈍化すると株価が大きく売られるのがグロース株の特徴ですが、将来の期待が高いNVDAの株価はどうなるのでしょうか?ここで大きく売られるなら買いのチャンスでもありますので、今更ながらNVDAについて調べてみました。

 

(2)2Q FY19の決算内容

8月16日引け後に発表されたNVIDIA(以下NVDA)の決算は、仮想通貨マイニング分野での販売が大幅に下落し、売上高と3Qのガイダンスが予想を下回る結果となりました。

エヌビディア 第2四半期決算 EPSはOK、売上高、ガイダンスは× - Market Hack 

ガイダンスをグラフに落とし込むと以下のとおりになります。

 

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↑売上高のガイダンスには仮想通貨マイニング分野の売上が入っていません。それでも売上成長率が+23%は寂しい感じがしますね。当然仮想通貨マイニング分野の売上がゼロになることはないと思うので、上振れする可能性は十分ありますが...

 

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↑セグメントごとの売上ですが、一番上の紫の部分が仮想通貨マイニング分野の売上です。全体に占める割合は少しですが、Q1FY19ではそれなりの売上を上げているので、これが急激に下がるとインパクトはありますね。

 

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↑nonGAAPのEPSの推移です。ちなみにNVDAは直接EPSに関するガイダンスは出してません。でもグロスマージンから営業支出、税率まで細かいガイダンスを出しますので、それらから推定された数字になります。

 

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↑こちらはGAAPのEPSになります。次のQ3で前年同期比+30%は、ちょっと寂しいですよね。

 

↑PERの推移ですが、8月17日の終値で約35倍まで下げてきています。35倍が一つの節目ですが、まだ下がるのでしょうか?

 

(3)NVDAはAI分野へのアプローチの仕方が素晴らしい!

 ↑こちらの本の最後にNVDAを取り上げた記事が載っており、とても参考になりました。

 

現在、NVDAがAI分野でトップの座に位置していますが、もともとビデオグラフィックに強い半導体GPU)を作っていたNVDAが、自社のGPUがAI、その中でもディープラーニング分野で凄い威力を発揮すると知ると戦略的にAI分野へアプローチしていきました。

 

まずディープラーニング向けのGPUを作ると同時に、自前でティープランニング用のソフトウェアを開発してGPUに組み込み、また価格を比較的安くして、広く使われる製品を販売しました。ディープラーニング用のソフトはオープンソースにしたために、Amazonマイクロソフトなどが使いだしました。狙いはAIのプラットフォームを築くことです。

 

そして、世界中のAI研究者を支援するとともに、AI分野のベンチャー企業も積極的に支援しています。NVDAのテクノロジーを惜しみなく提供することでアイデアを共有することができ、WinWinの関係を築くことを心がけています。

 

そしてAIを活用する分野の開拓にも乗り出し、その一つが自動運転の分野とのことです。

 

 

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↑真ん中の黄色の部分がAI関連で使われるデータセンターの売上です。

 

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↑一番上の青線がデータセンター分野の成長率(YoY)です。急成長していますね。主力のゲーム分野(赤線)も前回同様、今回の2Q決算でも50%の成長率をマークしていました。ゲーム部門もまだまだ成長は続くと思います。ビデオゲームの世界はよく知りませんが、広瀬さんのレポートだとEスポーツが盛り上がるものこれからのようです。

テンセント・ショックで中国のネトゲ株が低調な今、ゲーム・ストリーミング関連株の「フヤ」に妙味が!世界的流行の兆しを見せる「eスポーツ観戦」とは!?|世界投資へのパスポート|ザイ・オンライン

 

www.youtube.com

↑NVDAのカンファレンスコールでも紹介されていた秋に発売される対戦型ゲーム。こんな立派なグラフィックを動かすのにNVDAの半導体が威力を発揮するようです。

 

 ↑この本読みましたが、AIを構築するために行う機械学習で用いるGPUは、スピードの面で現時点ではNVDA以外ありえないとのことでした。

 

(4)今から買う場合、いくらなら買ってもいいのか?

今年はまだNISA枠で何も買っておらず、何を買うか悩んでおりましたが、NVDAの株価が急落したことで買いを検討しております。

 

私のNISA枠に対する考え方は5年間引っ張ることを想定していつも買ってます。今後5年間のNVDAの成長率やPERを自分なりに想定して、どれだけのリターンが得られるのかシミュレーションしてみました。

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↑EPSが今後、年率+20%で成長した場合と+30%で成長した場合を想定してみました。起点となるEPSは2Q FY19のTTMで計算した数字$6.84です。現時点の株価$240(2018年8月20日時点)で購入して5年間保有した場合のリターン(年率換算)は一番右のとおりになります。

 

インテルを始め他の半導体メーカーがNVDAの背中を一生懸命追いかけており、今後5年間で競争が相当激しくなっていると思いますので、20〜30%の成長率をキープできれば良しとしました。成長率が平均20%で推移した場合、投資家の期待を表すPERがどのレベルになるのか、25倍をキープしてくれたら年12%のリターンが得られます。最低これくらい欲しいところですね。

 

欲を言えば、もう少し安い買値でエントリーしたいところです。ちなみに、カンファレンスコールでは他の半導体メーカーの決算発表で出たデータセンターへの投資が減速している話について質問が出ていましたが、使われる目的が違う(Uberを始めとする交通系や医療系の分野でのAI活用での引き合いが多いようです)のでうちは関係ないとの回答でした。米中貿易戦争に関する質問は出てなかったですね。参考までにNVDAはファブレス企業で台湾と韓国のメーカーに製造委託しています。

 

(5)まとめ

長期保有を目的としてグロース株を買う場合、PERが高い時にエントリーすると、保有している間に成長率が鈍化した場合PERが下がるので、長期保有しても思ったようなリターンが得られないことがあります(大概どんなに優秀なグロース株もいずれ成長率が鈍化するものです)。そのことを考慮して、エントリーする際のバリエーションと今後の成長性をよく吟味する必要があると思います。

 

NVDAはビデオゲーム、AI、自動運転とこの先の成長が十分期待できる分野で競争力を持つ製品を持っています。また、Professional Visualization分野で画期的な新製品を出すようで、仮想通貨マイニング分野の穴を埋めてくれそうな期待もあります。

 

このブログを書いている時点でチャートはこんな感じですが、もうちょっと下がってくれないかな〜

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数字は間違いがないように気をつけてはいますが、絶対ではありません。本ブログは投資を単なる趣味とする素人が書いたもので、内容は保証できません。投資は自己責任でお願いします。

 

 

株価好調のAmazonに死角はないのか? 自分でグラフを作ることの大切さ

 (1)はじめに

まず最初に断っておきますが、私のポートフォリオの20%をAmazonが占めており、Amazonにはかなり期待しております。

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皆さんがAmazonに期待していることは、それぞれ違うと思いますが、昨年から株価の好調が続いているのは、純利益の成長率が尋常ではないからだと思います。

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↑Dec17期より前年同期比100%以上の成長率で、前回の決算では10倍以上をマークしてました。売上が予想を下回っても株価が下がらなかったのは、この驚異的な利益成長率が要因だったと思います。

 

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↑希薄化後EPSの推移を見れば、Dec17期より著しくEPSが増えていることが分かります。

 

このグラフを見て私が思ったのは「では、今年のDec18期におけるEPS成長率はどれくらいになるのか?」ということです。

 

Dec17よりEPSが$3を超えてきて、翌年の数字のハードルが上がってきていると感じるのは、私だけでしょうか?

 

そこで今回、いろいろ想定をしてみて、一定の結論が得られましたので、ブログにまとめてみました。

 

(2)シミュレーション

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Amazonの売上成長率ですが、ホールフーズの売上が加わったことで、Sep17期(3Q)より30%以上の成長率を誇っていますが、Sep18期(3Q)よりその下駄もなくなります。

 

前回の決算でSep18期(3Q)のガイダンスは売上成長率+23〜31%が提示されていましたので、その数字をもとにDec18期の売上を以下のように計算してみました。

 

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(単位millions EPS除く)

↑純利益率は以下の直近の推移(以下の折れ線グラフ)より3〜5%の間で取ってみました。発行済み株式数(希薄化後)は直近の2Qの数字を用いています。

 

このような表を作ってみて気付いたのは、EPS成長率が100%以上をキープするには、純利益率5%が必須ということです。4%だとEPS成長率が60〜70%くらいになって、Amazonの今のPER約150倍(2018年8月14日現在)を支えきれないかもしれません。

 

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(3)まとめ

今回のブログは「Amazonがやばい!」というつもりで書いたわけではありません。Amazonは顧客の利便性を追求するために、世界最大級の設備投資と研究開発費を使う会社であり、この先も長期間に渡って成長を続けてくれると思っています。ネットコールセンター事業のAmazon ConnectもAmazonの利益にかなり貢献してくれる事業に育つのではないかと期待しております(2018年後半に買収が完了予定のPill Packの2017年の売上は$100 million程度のようで、すぐにはAmazonの業績に影響を与えなさそうです【8月15日追記】)

How Much Can Amazon's PillPack Acquisition Contribute To Its Overall Growth?

 

今回のブログの趣旨は、グラフを作るといろいろな気付きが得られますよね、ということです。最近のAmazon株価好調を受け、買い増ししようかなという思いが募ってきたので、自分がコツコツと作ってきたグラフを眺めていたところ、今回の気づきが得られました。

 

英語が苦手でも数字を拾うことはできますし、私はGuru focusの有料会員にあえてなって、四半期のデータをダウンロードしてグラフを作っています。

 

最後にDec18期に純利益率5%を達成できるか?の点についてです。私はできると思いますが、税率次第では達成できないかも...なので、今の株価水準での買い増しはお預けです。そして、小型グロース株を買おうと思ったら、ブログ書いているうちにいつの間にか上がっとるやん!(笑)

 

数字や計算に間違いがないように気をつけてはいますが、絶対ではありません。投資を趣味とする素人が書いたものですので、内容の保証はできません。投資は自己責任でお願いします。

 

 

 

アビオメッド社 Q1FY2019の決算発表 成長鈍化で株価急落 この先は如何に?

 

(1)はじめに

私の保有銘柄でImpellaという画期的なカテーテル型人工補助心臓を製造販売しているAbiomed社が7月26日に発表したQ1 FY2019の決算についてまとめておきたいと思います。

www.americabu.com

usmarket.hatenablog.com

 

(2)決算内容

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↑凄く良い数字なのですが、プレスリリースをよく読むと純利益が税制改革の影響で純利益が嵩上げされており、その影響を除くとEPSは$0.78となり予想の$0.82を下回ってました。

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↑売上成長率が+36%(YoY)、営業利益率が26%で、前期よりもやや成長率が鈍化していました。

 

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GAAPの純利益ではなく、税制改革の影響を除いた純利益の推移です。QoQでやや減少しており、成長率(YoY)が147%→76%へ鈍化していました。

 

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↑こちらは税制改革の影響を除いたEPSの推移。

 

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↑参考までにGAAPのEPSの推移です。

 

カンファレンスコールからの主な情報は以下のとおりです。

  • EUの売上+53%(現在ドイツ、フランス、スイスで発売中)
  • EUで最も売上が多いドイツでは+42%
  • 日本での売上$2.6M
  • 日本ではQ1に8つの拠点を新たに設置し、今年度中に45の拠点を築く予定

 

(3)ガイダンス

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↑今年度の年間売上のレンジの下限が$740M→$755Mへ引き上げられました。成長率が+27〜30%で営業利益率が28〜30%となっています。

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↑過去5年間の売上成長率(対前年比)の推移ですが、今回のガイダンスの+27〜30%は成長率が結構ダウンしますね。

 

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↑赤の折れ線グラフが過去6年間の営業利益率の推移ですが、ガイダンスの28〜30%という数字は引き続き上昇していい感じです。

 

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↑右下のU.S.の病院での普及度合いを見ると、使用が見込まれる1400病院中、主力製品のImpella2.5とImpellaCPが1200病院以上まで普及しています。より血液の送液量が多いImpella5.0と右心房に挿入するタイプのImpellaRPの普及率の上昇に期待したいですね。

 

また、Q2はシーズン的に医師の夏休み等で売上は良くないとのことでしたので、Q3もあまり期待できないかもしれません。

 

(4)まとめ

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↑EPSがコンセンサスを下回り、成長鈍化も嫌気されて決算後は株価が−20%まで下がりました。

 

画期的な製品でライバル社もまだないためかなり期待が高かく、一時期はPERが165倍まで上がってました。今は株価も下がり、かつ税制改革のおかげで純利益が凄く伸びましたので現在はPER100倍です(2018年8月5日現在)。

  

今はやや盛り返してきてますが、50日移動平均線(赤線)を超えてくるかどうか、成長率が再加速する材料がないので、なんとも言えませんね。

 

成長率が再加速するポイントは

  • Impella5.0、ImpellaRPの販売が伸びる。
  • U.S.でImpellaを使用する患者数の伸びが加速する。
  • 以下のように成長率が高いが、まだ売上比率が低いU.S.以外の地域の売上比率が上がってくる。

だと思います。

 

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心筋梗塞等で緊急に血流を確保する場合、大腿動脈を体外のポンプに繋ぐよりも、カテーテル型人工補助心臓を大腿動脈から心臓内部に挿入して血液を送液した方が血液の流れが順行になり、心臓の負担が少ないと言われています。よって、製品自体は素晴らしく今後世界的に広まっていくと思います。

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36th Annual J.P. Morgan Healthcare Conference Presentationより

http://investors.abiomed.com/static-files/43737399-6441-4306-905f-4875390eeae5

今回、インドで主力製品のImpella2.5とImpellaCPが承認を受けたと発表されました。中国でも承認を得ています。人口10億人を超える両国も心筋梗塞の患者が多そうですよね。

 

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↑気になるライバルはSt.Judeの子会社であるThoratec社が開発した製品(商品名HeartMate PHP)がようやくEUで承認が取れたとのことです。アメリカではまだ承認取れていません。これから各国で承認を取り、医師に製品の性能と信頼性を認めて貰わないと広まりません。

 

日本では、アビオメッド社のImpellaが日本で承認を得たことを受け、医学会にこのような部会ができています。心臓外科医の方々がここでいろいろImpellaに関する情報を仕入れて技術をマスターして、徐々に広まって行くわけです。もうすでにアメリカの多くの病院で使われているアビオメッドのImpellaに追いつくのはまだまだ時間がかかると思います。

j-pvad.jp

 

私はもしこの先、50日移動平均線に跳ね返されて、ダウントレンドに入ったら、タイミングを見て買い増ししようと考えています。

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↑しかし、成長率が増々鈍化してPERが35倍まで落ちてしまうと、たとえEPSが+30%/年で成長を続けても、今の株価水準($377 2018年8月5日現在)で買ったら、5年間保有してもマイナスになることは覚えておいて下さいね。

 

 数字は間違いがないように気をつけてはいますが、絶対ではありません。本ブログは投資を単なる趣味とする素人が書いたもので、内容は保証できません。投資は自己責任でお願いします。

 

↓アリババも見知らぬ他者が信用できない中国で、信頼を生むプラットフォームを作って大成功しました。ホリエモンもこれからの時代は信頼が大事と言っていますね。この本、お盆に読もうと思っています。

 

 

 

 

Amazon Q2 2018決算まとめ

総括

  • 売上$52.89B(予想$53.37B)、EPS$5.07(予想$2.48)で売上が予想を下回った。
  • AWSと広告事業のOtherの成長が利益を押し上げた。
  • 売上高に占めるOnline stores以外のセグメントの割合が引き続き上昇していた。
  • また、Cost of salesの割合が低下しているのも利益を押し上げている。
  • Online storesの成長率が引き続き下がっていた(3四半期連続)。
  • Q3のガイダンス  

Net sales $54.0B〜$57.5B

 (前年同期比+23%〜+31%)        

営業利益$1.4B〜2.4B

  

 

(以下、作ったグラフを貼っておきます。コメントは1箇所しか付けてませんので、ご自由にAmazonの将来を想像してみて下さい)

 

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↑売上高の内訳

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↑ゼグメントごとの売上成長率(YoY)このOnline stores以外のセグメントの高成長がいつまで続くのでしょうか?

 

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↑ゼグメントごとの売上高の推移(Online storesは除く)

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↑Online storesの売上高の推移

 

 

↓成毛さんが書いたこの本、楽しみです。8月9日発売

長期間低迷していたBlackBerryがIoTデバイス向けのセキュリティ会社に変貌 株価は底打ちか?

 (1)はじめに

今回も私の師匠からターンアラウンド銘柄としてBlackBerryが面白そうだと教えて頂きましたので、調べてみました。

 

BlackBerry(当時の会社名はRIM)といえばiPhoneが出る前に一斉を風靡していたスマートフォンで、政府機関も使用するほどセキュリティに定評があり、主に企業が社員に配布するビジネス向けで使われていました。

 

2007年1月にiPhoneが登場した時、タッチパネルの入力しづらさはもとより、バッテリー寿命とセキュリティ面でiPhoneBlackBerryよりも劣っていたため、あまりライバル視していなかったようです。そんな見方とは裏腹にiPhoneは大ヒットし、2008年にはGoogleがアンドロイドOSを発表しました。

 

その後のスマートフォン市場はセキュリティよりも対応アプリ数の数が決め手となり、Appleは当初、BlackBerryと同様、厳密な管理でセキュリティ重視の方針でしたが、その方針をすばやく変更して今の繁栄を築きましたが、BlackBerryはセキュリティ重視で閉鎖的なOSとアプリの厳密な管理というやり方から脱却できず、シェアをどんどん落としていきました。

 

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↑月足チャート 2007年にピークを付けた後は、株価は暴落し2012年以降は$10前後で長期低迷中

 

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↑週足チャート 最近の底値は2017年春の$7台。

そんなBlackBerryもいつのまにか社名をRIMからBlackBerry(以下BB社)に変更して、得意のセキュリティ技術とBlackBerryで稼いた資金で買収した産業用OSのQNXという技術をテコに、これからのIoT時代に向けて着々を変貌を遂げています。

 

(2)BB社はどう変貌したのか?

スマートフォン市場のシェアをあっという間にiPhoneとアンドロイドに奪われて、創業者でここまで会社を成長させてきたCEOは株主から辞任に追い込まれ、その後の後を継いだ生え抜きのCEOも抜本的な改革が出来ずに2013年に更迭されました。

 

その後をプライベートエクイティ企業、米シルバーレイクのシニアアドバイザーを務めていた企業再生で実績があるジェン・チェン氏が引き継ぎました。

 

最初は新機種のスマホを発売してスマホ市場での復活を図りましたが早々と諦め、BB社が持つ技術が活かせる新たな市場の開拓に乗り出しました。

 

当初は、BlackBerry用のOSとして使うために買収した産業用OSのQNXですが、もともとカーナビなどの車載インフォテインメントのOSとしても使われており、そこに自社の持つセキュリティ技術を盛り込んで、自動運転化に向けて増々ハイテク化が進んでいる自動車業界へ進出しました。

 

私にはその技術力の良し悪しはよく分かりませんが、提携先を見る限り、主要プレイヤーの多くと提携しているので、その技術力の高さは業界から評価されているのだと思います。

 

business.nikkeibp.co.jp

↑BB社について、分かりやすくまとめられています。p3に提携先が図示されていてます。

提携先

アメリカ勢

フォード、自動車部品大手のデルファイ、エヌビディア、インテルクアルコム

中国勢

百度、Byton(筆者が追加)

日本勢

デンソールネサンスエレクトロニクス、

  

www.americabu.com

↑自動車業界だけでなく、BB社全般については、いつも参考にさせて頂いているアメリカ部さんのサイトがとても参考になります。

 

↑こちらの本を読むと、百度は中国の国策事業「アポロ計画(AI×自動運転)」の中心を担っており、この計画もダイムラー、フォード、ヒュンダイ、ホンダ、ボッシュ、エヌビディア、インテル、NXP、ルネサンスマイクロソフトなど錚々たる西側企業も参加していて、自動運転の技術では、単純な都市部道路での自動運転が可能なレバルに達していると言われています。

 

また、本書では自動運転には高速・大容量のデータを低遅延でやり取りできる次世代通信規格の5Gもキーとなると書かれています。自動車のセンサーで得た情報をリアルタイムでクラウドに転送してビッグデータとして活用するとともに、自動運転に必要な情報を車へ提供するやり取りが、安全な自動運転を実現するためには不可欠とされています。当然、セキュリティが重要となるのは言うまでもありません。

 

来年、GMが自動運転の車を発売する予定です。5Gについても米国では今年中にAT&Tとベライゾンが商用展開を開始する計画のようで、自動運転の時代はすぐそこまで来ています。

 

(3)BB社の現在の状況

①業績的にはまだ駄目な状態

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↑2011年をピークに売上が凄い勢いで減少して、今は最低レベルの売上で、赤字の状態です。

 

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↑2015年2月からの四半期ごとの推移ですが、ほとんど赤字の時が多い状態です。しかし、nonGAAPではNov2016年から黒字化していて、前回の決算では営業利益が$12M、純利益が$17M、EPSは$0.03と黒字化していました。

 

②ハードからソフト企業へ変貌し、粗利益率が大幅に向上

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↑直近24ヶ月間の四半期のセグメントごとの売上の推移です。

青:セキュリティなどのソフト販売

緑:今はレガシーとなったスマホBlackBerry関連の売上

黄:スマホBlackBerryのサービス等の売上

 

青のセキュリティなどのソフト販売がの割合が大部分となり粗利益率が向上しています。

 

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③ソフトウェアは3つのセグメントに分かれている 

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青:企業向けのメールなどの独自ソフトなどの売上。

黒:注目の産業用OS「QNX」関連の売上。

  自動車向けだけではなく、鉄道や原発などでも使用されており、

  この事業は子会社化されている。

橙:モバイルディバイス等のエンドポイントへのセキュアな

  接続・管理を支援する技術のライセンス許与などの売上。

 

ここで注目なのが、先月発表されたQ1FT19の決算で青の企業向けソフトの売上が急落していたことです。これは会計上の計算方法が変更となったためで、企業向けソフトはサブスクリプションで提供しているものと永久ライセンスで提供している2種類があり、永久ライセンスの計上方法が変更となったためのようです。政府機関向けで永久ライセンスのものが多いらしく、カンファレンスコールでもこの点についての質問が集中していました。

 

その点以外の、QNX関連とLicence IPの売上高が更新されており、順調な成長を見せていました。ガイダンスではソフトウェア全体の売上成長はFY2019通年で8-10%成長。QNX関連は二桁台の成長を見込んでいるとのことでした。

 

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↑日足チャート

前回の決算を受けて6月に急落した後、どこか有名サイトで買いの奨励が出たようで、7月19日に出来高を伴って急騰しました(赤矢印)。SeekingALPHAでのコメントも賛否両論盛り上がってますね。

https://seekingalpha.com/news/3371647-blackberry-jumping-3_7-percent-gain

 

(4)まとめ

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↑エンドポイント管理でBB社を採用している企業。米の政府機関もとよりエクソンモービルを始め、有名企業が採用していますね。

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↑Gartnerでも4つの部門で高く評価され、技術力は確かなのだと思います。

 

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↑四半期ごとの営業CF(青)とフリーCF(緑)

まだ両方赤字ですが、前回の決算では特別項目を除くとフリーCFは$3Mの黒字だったようです。

 

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↑四半期ごとの現金と現金同等物とカレントレシオ(流動比率)の推移

心配される資金繰りは当面問題なさそうですね。

 

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↑長期負債の推移です。長期間低迷している割には意外と少ないですね。

 

これまで述べてきましたように、これからの自動車も含めて多くのディバイスが繋がるIoTの時代のセキュリティ技術を提供する企業としてBB社は今後の活躍が期待できるいいポジションにいると思います。

 

リスクとしては、当然ライバル会社も多いですし、ライバル競争に勝つために技術力のある会社を今までいくつか買収してきており、当然今後もその流れが続くと思います。

 

今まで紹介してきた急成長している企業と違って、今回はターンアラウンド銘柄で、当たれば利益は大きいですが、今後急成長するかどうかの不確実性が高い銘柄です。日本語のサイトでもBB社について書かれたものが沢山ありますので、テンバガー銘柄を当てたい人は、ぜひ調べてみて下さい(笑)。

 

今回も素人である私個人が調べた内容になりますので、間違いがないように気をつけてはいますが、内容は絶対ではありません。投資は自己責任でお願いします。

 

※BB社はカナダ企業ですが、業績の数字はすべて米ドルで表記しています。

 

BlackBerry Investors Information

↑BB社のIR情報

 

ツイッターで知りましたが、この本おすすめです。 自動運転化への動きがよく分かります。この本を読んでたので、BB社について教えてもらった時に、これは!と思って今回一気に調べました。